通天閣のビリケンさん

◆ビリケンさんって 一体なぁに?

 

ビリケンさん

 

大阪のシンボルタワー「通天閣」の 5階に「ビリケン神殿」があります。

 

このビリケン像は、大阪では「ビリケンさん」と呼ばれ親しまれています。

 

実はこのビリケンさん、合格祈願や縁結びなど、あらゆる願いを叶えてくれる福の神なのです。

 

とんがり頭につりあがった目、そしてふくよかな体型という、どこかしら愛敬のある姿が、何ともカワイイですよね♪

 

このビリケンさん、てっきり日本生まれだと思っていたのですが、意外にもアメリカの生まれでした。

 

1908年(明治41年)に、アメリカの女性アーティストが、夢で見た幸せの神様をモデルにして制作したのが始まりと言われています。

 

この幸福の神様はアメリカを始め、世界中で大流行しました。

 

世界的な流行を受けて明治45年(1912年)に、大阪でオープンした遊園地「ルナパーク」内にある、ホワイトタワーと言う塔の内部に「ビリケン堂」を造り、ビリケンさんを安置しました。

 

するとこれが大当たりし、一躍人気者となりました。

 

大きく突き出したビリケンさんの足の裏を、なでながら願い事を唱えると、ご利益があると言われています。

 

通天閣に訪れた時には、ぜひビリケンの足の裏をなでてみて下さいね!

 

きっとご利益がありますよ♪

 

ビリケンさん

◆今のビリケンさんは、何代目?

 

明治45年(1912年)に大阪にやってきたビリケンさんですが、遊園地のルナパークが閉鎖になったことで、行方不明となってしまいました。

 

それから56年が経った昭和54年(1979年)に、かつて通天閣の名物であったビリケンさんを復活させることになり、2代目ビリケンさんが誕生しました!

 

その後、たくさんの人に愛されてきた 2代目ビリケンさんですが、
通天閣に訪れた多くの人が、ご利益があるとしてビリケンさんの足の裏をたくさん撫でたことで、ビリケンさんの足の裏が大きくすり減り、凹んでしまうほどに…

 

2代目ビリケンさん

 

その為、通天閣&新世界100周年を記念して、平成24年(2012年)に、3代目ビリケンさんが新たに登場し、2代目ビリケンさんとバトンタッチすることになりました!

 

この 3代目ビリケンさんの内部には、金色のビリケンさんで「ビリ金さん」が納められております。

 

現在、通天閣の 5階の展望台に、ビリケン神殿があり、3代目ビリケンさんが鎮座しています♪

 

ビリケンさんの周りには、七福神も一緒にいるので、最強の八福神めぐりができますよ♪

 

3代目ビリケンさん